看護師は常に勉強する必要がある

看護師国家試験に合格しても、人の命を扱う看護師には常に勉強が必要だ。新人の間は、即戦力として現場で生かせる知識を学ぶことが大切である。実際に病院に就職して配属が決まるまでの間は、どの科でも必要となるスキルのおさらいと確認をしておくとよい。
具体的には、バイタルサインの読み方や陰部洗浄、おむつ交換などの保清などがある。バイタルサインの正常値と、異常値が出たときには何が考えられるのかを理解したり、保清に使う道具や手順を確認しておくことで、すぐに仕事にとりかかることができる。
配属が決まったら、必要なことを実践しながら学ぶ。まず病棟に常時置いてある薬や、救急カートにある薬の学習をする。先輩看護師をマネしながら1日の仕事の流れをつかみ、仕事を少しずつやらせてもらいながら1人でできるようになる。その際には人数や回数などを数値化して具体的に伝え、コミュニケーションの円滑化を図る。電子カルテの書き方は、時間が空いているときにパソコンで練習する。
新たに受け持つ患者さんがわかったら、患者さんの病気や症状について予習し予備知識をつけることで、患者さんを安心して迎え入れることができる。自宅では、短時間でよいので決まった時間に必ず勉強し、習慣化する。職場で新しく教わったことをメモ書きし、忘れないように、その日のうちにノートにまとめる。何度も読み返して理解度を深めれば、ミスそのものをなくすとともに、同じミスを繰り返すこともなくなる。
このように看護師は、看護師として働く前、そして働いている間も常に勉強する必要がある。国家試験合格後から入職するまでの過ごし方で同期との差が生まれる可能性だってあるため、気を抜かずに勉強をしておいた方が無難だろう。入職までの勉強に役立ちそうなサイトがあったので参考にしてみても良いかもしれない。看護師国家試験に関する情報や入職前に役立つ情報掲載サイト:学生必見!看護師国家試験を知ろう